遷延性意識障害(植物状態)について

遷延性意識障害遷延性意識障害について説明します。遷延性意識障害とは、一般的に植物状態と呼ばれている症状のことです。呼吸、循環など、生命維持に必要な脳の機能障害は免れたものの、その他の部位の広範囲にわたる損傷により、植物状態となってしまいます。

遷延性意識障害は日本脳神経外科学会にて、次のような症状が治療したにもかかわらず3ヶ月以上続いたものと定義されています。「自力での移動が不可能」「自力での摂食が不可能」「し尿失禁がある」「意味のある発語が不可能」「簡単な命令を聞くことがかろうじてあるが、ほとんどの意思疎通が不可能」「眼球が物を追うことがあってもそれを認識することが不可能」これらに当てはまる場合を遷延性意識障害と呼びます。脳死との違いは簡単に言えば呼吸、循環の生命維持機能が失われていないという点になります。

症状固定後、上記の定義に該当すれば通常後遺障害等級1級に認定されます。介護の頻度によっては2級となる場合もあります。また、遷延性意識障害の場合、自力での活動が不可能なため、介護が必要となります。賠償金請求の際、治療費や労働能力の喪失に対する慰謝料だけではなく、この介護費用の補填が問題になるケースが多くあります。

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